はじめに
僕は警察事務と市役所、二つの公務員を経験しました。
その中で培った上司や同僚、部下との付き合い方をお伝えします。
この記事では部署の異動が少なく、逃げ場のない人間関係の中で、メンタルを削られずにやり過ごすための「ビジネスライクな付き合い方」を解説します。
1. なぜ公務員の職場は人間関係がドロドロ・閉鎖的になりやすいのか
① 同じメンバーと何年も顔を合わせる環境(流動性の低さ)
民間企業のような転職による人の入れ替わりが少なく、同じメンバーと何年も同じ職場で顔を合わせ続けるのが公務員の職場の特徴です。
一度こじれた人間関係が長期化しやすく、これが閉塞感につながる大きな要因になっています。
僕自身や周囲も顔見知りの方が多く、異動先で
「この人知ってる?」
と前所属での振る舞いが前提になることが多かったです。
僕自身も異動の際は、元所属にどんな人かリサーチが入っていたのを聞こえたことがあります。
② 「前例を踏襲しない人」を嫌う空気感
公務員は新しいやり方や効率化の提案に対して、「前例がないから」という理由で否定的な反応をされることが少なくありません。
こうした保守的な空気感が、少し異なる視点を持つ人を排除するような雰囲気を生み出しやすい土壌になっています。
僕の周囲でも保守的な人が多く、業務効率化のためと思って新しいことをしようとすると拒否されることが多かったです。
2. 攻撃的な上司・先輩から身を守る「3つの会話術・行動術」
① 「はい・いいえ」+感情を交えない事実のみで応答する
理不尽な言動をしてくる相手には、感情的に反応せず、「はい」「いいえ」と事実ベースの短い応答に徹することが有効です。
感情の起伏を見せないことで、相手にとって「反応が薄い相手」と認識され、次第にエネルギーを注がれにくくなります。
僕も感情は出しすぎず、淡々とこなすことで必要以上に業務に口出しされなくなりました。
② 指示ややり取りは全て「メールやメモ」に証拠(文字)で残す
口頭のみでのやり取りは、後から「言った・言わない」のトラブルに発展しやすいものです。
指示内容や重要なやり取りは、メールやメモとして記録に残す習慣をつけることで、自分自身を守る客観的な証拠にもなります。
何か言われたら証拠としてメールなどを提示することで相手に有無を言わさず納得させることができます。
僕もメールは一定期間保存しておいて、その業務が完全に終わってからゴミ箱に移すようにしていました。
③ 自分のプライベートな情報を一切与えない(オープンにしない)
攻撃的な相手ほど、こちらの弱みや個人的な情報を会話の材料として利用してくることがあります。
プライベートな話題は必要以上に共有せず、職場ではあくまで業務上の関係に徹することが、自分を守る一つの防御策になります。
僕も冷たい人と思われていたかもしれませんが、それで自己防衛できていたのでお勧めです。
3. 限界を感じた時の「公的な相談窓口」と「ハラスメント対応」
① 人事課や内部通報窓口、産業医を頼る手順
一人で抱え込む必要はありません。
人事課や内部通報窓口、産業医といった公的な相談先が、多くの組織に用意されています。
まずは記録した事実をもとに、こうした窓口に相談することが、状況を変える第一歩になります。
僕も理不尽な上司がいた際、人事の人に相談したことがあります。
それで上司を異動させてくれたりしたことがあるので、ダメもとで相談してみることもお勧めです。
4. まとめ:相手を変えるのは不可能。自分の受け止め方を変えてガードしよう
相手の性格や言動を変えることは、基本的にはできません。
だからこそ、自分の受け止め方や距離の取り方を意識的に変えていくことが、閉塞的な人間関係の中でメンタルを守るための現実的な処世術になります。
僕も最初は「相手のためになんで自分が変わらなきゃいけないんだ」と思っていましたが、考え方を変えてからは働きやすくなりました。
皆さんもこの考え方でイキイキと働けることを願っています。


