はじめに
僕は新卒で公務員になり民間企業を経験し再び公務員に戻っています。
この記事では、
「潰しが効かない」
と言われがちな公務員が、民間転職で実際に評価される強みと、在職中に身につけておくべきスキルを解説します。
1. なぜ「公務員は転職で不利」と言われてしまうのか?
① 「営利目的(売り上げ)の経験がない」と思われる懸念
公務員の仕事は営利を目的としていないため、「売り上げを作った経験がない」と見なされ、民間企業の採用担当者から敬遠されがちな面があります。
しかし、これは業務内容の説明の仕方次第で、大きく印象を変えることができます。
僕は売り上げよりもいかに自分が優秀かを客観的事実をもとに伝えました。
具体的には400人分の給与を1人で管理した経験、上司から認められて400人中3人も表彰をもらうことができたことなどです。
② 専門スキル(プログラミングやマーケティング等)が見えにくい
プログラミングやマーケティングといった、民間企業で分かりやすく評価されるスキルが表面上見えにくいことも、不利に感じられる理由の一つです。
実際にはそうしたスキルがなくても評価される強みが、公務員の仕事には数多く存在しています。
僕は実際の面接で、
「毎日のルーティンをミスなくこなす」
これだけでも立派な強みだと評価されました。
2. 実は民間企業から高く評価される「公務員の隠れた強み」
① 複雑な法令・制度を読み解き文書化する「読解・作成能力」
複雑な法令や制度を正確に読み解き、分かりやすい文書に落とし込む能力は、公務員として日常的に培われるスキルです。
この「読解力・文書作成力」は、契約書や社内規程を扱う民間企業の業務でも高く評価される能力です。
実際に民間企業でも法令を遵守した契約書のやりとりや予算管理などを任されていました。
そこでは公務員時代の読解力が生かされていたと思います。
② 利害関係が異なる多方面との「調整力・交渉力」
住民、議会、他部署など、立場や利害が異なる相手との調整を日常的に行っている公務員の経験は、社内外の多様なステークホルダーと関わる民間企業の業務においても、非常に実践的な強みとして評価されます。
僕は同僚はもちろん、社外の人とのコミュニケーションにおいて発揮できました。
対人関係に強くなり、話すことが怖くなっていました。
③ 予算管理や正確かつミスなく事務を遂行する「誠実さ」
限られた予算の中で正確に事務を遂行し、ミスなく業務を積み重ねてきた実績は、「誠実さ」「正確性」という評価につながります。
これは業種を問わず求められる、普遍的なビジネススキルの一つです。
実際の転職面接でもこの誠実さや責任感を伝え内定をもらうことができました。
3. 公務員が転職活動を成功させるためのステップ
① ポータブルスキル(業種を超えて使える能力)の言語化
自分の業務経験の中から、業種を問わず活かせる「ポータブルスキル」を洗い出し、言語化しておくことが転職活動の土台になります。
「何をしてきたか」だけでなく「そこで何を身につけたか」を意識して振り返ることがポイントです。
僕はやはり「事務処理能力」や「対人関係スキル」を強調して伝えていました。
多額の契約を扱っていたり、給与事務で様々な人と話していたことを挙げて強みとして伝えることで内定をもらえました。
② 在職中に取っておくと有利な資格やスキルアップ
在職中は収入面の不安なくスキルアップに取り組める貴重な期間です。
志望する業界に関連する資格取得や、実務で使えるツールの習得などを、退職前から少しずつ進めておくことで、転職活動を有利に進めやすくなります。
中でもExcelのスキルはどこでも使えるポータブルスキルです。
僕も在職中に使っていましたが、そこで練習を積んでショートカットなどを覚えたことで民間企業でも生かすことができました。
4. まとめ:公務員という肩書きを「強み」に変えて一歩踏み出そう
公務員としての経験は、正しく言語化すれば民間企業でも十分に評価される強みになります。
「潰しが効かない」という思い込みにとらわれず、自分の経験を棚卸しすることから、転職への一歩を踏み出してみてください。
僕も毎日同じ作業の繰り返しで強みなんてないと思っていましたが、見方を変えればそれは継続できるという強みでもあります。
このように見方を変えて自己分析することをお勧めします。
転職の成功を祈っています。


