「休職したのに頭から仕事のことが離れない…」
「毎日ベッドでゴロゴロしていて、無駄な時間を過ごしている気がする」
そう思っている方多いのではないでしょうか。
結論から言うと、最初の1ヶ月は「何もしない」のが大正解です。
この記事では、休職初期に僕を襲ってきた感情ごとに、焦って何かを始めようとして失敗した体験と、本当にやって良かったこと・やめて良かったことを紹介します。今いちばん苦しい気持ちの章から読んでみてください。
「早く戻らなきゃ」という焦り
焦るほど、脳は休めていなかった
休職初期、
「早く復帰しなきゃ」
「収入が減って家族に迷惑をかける」
という考えから早く回復しなきゃと焦っていました。
しかしその結果、頭から仕事のことが離れず体は休んでいても脳は全く休んでいませんでした。
今振り返ると、最初から「元気になろう」としなくてよかったんです。
休職初期の目的は「回復」ではなく、「マイナスからゼロに戻すための徹底的な休養」です。
最初から無理に回復を目指そうと焦らずに、「休養することが仕事」という考えで休養に専念しましょう。
やめたこと:「せっかくの時間だから」と始めた資格勉強
僕は休職初期、
「せっかくの時間だから」
と資格の勉強をしようとしました。
でも全く脳が働かず、集中力もなくすぐにできなくなってしまいました。
できない自分に自己嫌悪に陥り、余計落ち込みました。
「時間があるから」という考えは捨てて休養に専念することで回復が早まりました。
やめたこと:「明日こそ〇〇しよう」と予定を立てること
「今日動けなかったから明日こそ何かしなきゃ!」
そんな考えが焦りから生まれます。
でも計画通り動けないと落ち込みます。
僕はスケジュール表を一切捨てて、計画を立てないようにしていました。
「休んでいる=悪」という罪悪感
平日の昼間、外を歩くと周りの視線が気になった
僕は平日昼間に外を歩くとき周りの視線が気になっていました。
なぜなら、
「普通、今は働く時間だから」
8:30~17:15の間は仕事をする時間。
仕事以外のことはしてはいけない、考えてはいけない時間。
そういう概念が無意識にこびりついていました。「休んでいる=悪」と思ってしまう、公務員特有の思考だったと思います。
また「職場の同僚は今自分の仕事をやって働いている」という罪悪感が頭から離れませんでした。
やったこと:罪悪感を手放して、とにかく寝る・横になる
「寝るのが仕事」と罪悪感は一切捨て、睡眠時間を気にせず、体が求めるだけ泥のように眠りました。
1日15時間寝たこともあります。
脳は思ったより疲れています。
考えることをやめて寝ることに専念しましょう。
「考えることがやめられないよ」という方もいると思います。僕もそうでした。
そんな方は出てきた考えを「観察」して受け流しましょう。
考えないことを意識すると余計考えるので、「考えることはやめずに受け流す。」
この練習をすれば少し楽になりますよ。
頭から仕事が離れない・考えすぎてしまう
「考えることがやめられない」状態のときに、やめたこと・やってみたことです。
やめたこと:職場のLINEやメール、仕事関連のニュースを見ること
つい気になって、職場のグループLINEや仕事用のメール、仕事に関連するニュースを見てしまっていました。
やることがないので無意識に見てしまっていましたが、それで脳が仕事モードになってしまい全く休めませんでした。
僕はLINEグループは非表示、メールアプリやニュースアプリもホーム画面から消して物理的に距離を取る環境を作りました。
やったこと:頭を使わない「浅いエンタメ」を流し見する
ミステリーやサスペンスのような考える映画ではなく、頭を使わずに見られるアニメ、お笑い、YouTubeを流し見していました。
見ている間は内容が入らなくてもOKです。
ぼーっと見ていれば考えることも少し忘れられます。
そんな気分になれない日もあると思います。
そんな日は無理して見ようとしなくて大丈夫です。できるときにやってみましょう。
やったこと:自分の感情をメモ帳に吐き出す(ジャーナリング)
「辛い」「むかつく」「怖い」など、誰にも見せないメモに感情を書き殴って頭を整理しました。
書き出すことでぐるぐる思考から抜け出せ、考えを客観視できるようになります。
自分に厳しい人が多いと思います。
客観的に見ることで他人事と思えるようになり、優しくなれます。
「これでいいんだ」と思えるようになったら回復してきている証拠です。
同世代と比べてしまう気持ち
やめたこと:SNS(特に同世代の活躍)をダラダラ見ること
やることがないのでダラダラとSNSを見ていました。
しかし、他人と自分を比較してメンタルが削られていました。
アプリを消すか時間制限を設けて物理的に使えないようにしました。
ひとりで取り残されたような孤独感
やったこと:日光を浴びるだけの「5分間のベランダ散歩」
ガッツリ運動しようとせず、ベランダで風に当たったり外の空気を吸っていました。
ベッドにいながら窓を開ける、それだけでも大丈夫です。
大事なのは外の世界と繋がりを持っておくこと。
自分は1人じゃないと孤独に打ち勝つことも大事です。
「何もしない」に耐えられなくなった日
焦りや罪悪感が積み重なって、何もしないこと自体がつらくなる日もあると思います。そんな日は、次の2つを思い出してください。
「横になっていること」自体が、今のあなたにとって立派な治療
骨折している人に「歩け」とは言わないですよね。
風邪で熱があるのに「働け」とは言わないですよね。
それと同じで、脳と体がダメージを受けているのに「働け」とは誰も言いません。
今のあなたは目には見えないかもしれませんが骨折や風邪を引いている人と同じです。
体を休めることがあなたの仕事です。
充電が溜まれば、自然と「動きたい」と思える日が来る
心のバッテリーが0%の時には動こうとしません。
10%〜20%まで戻ってくれば勝手に動きたくなるものです。
その状態になるには確かに時間はかかります。
でも逆にいえば、時間をかければその状態に戻るということです。
回復に専念して充電が貯まるのを待ちましょう。
最初の1ヶ月を振り返って
最初の1ヶ月は自分を甘やかして「引きこもろう」
「動けなくていい」
「休むのが仕事」
これを念頭に焦らずゆっくり休養してください。
僕もこの考え方で過ごしたことで、休職を重ねるごとに回復期間は早まりました。
ぜひこの考え方を取り入れて、元の自分に戻るのを待ちましょう。
※本記事は筆者の実体験に基づく記録です。手当金の支給条件や提出書類の詳細・運用は、各自治体やご自身が加入されている共済組合によって異なる場合があります。正確な最新情報は、所属先の総務担当部署または加入している共済組合の公式サイト(例:地方公務員共済組合連合会(地共連)/ 国家公務員共済組合連合会(KKR))にてご確認ください。


