「休職したほうがいいのかな」「このまま働き続けるべきなのかな」と悩んでいませんか。
私はこれまで3度の休職を経験し、公務員・民間企業の両方で休職制度を利用しました。
この記事では、休職に至った経緯、休職中の過ごし方、メリット・デメリット、公務員と民間の制度の違いまで、実体験をもとにお伝えします。
公務員時代、休職や病休についての業務を担当していました。悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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休職に至った経緯(1回目)
僕が初めて休職したのは2023年の7月です。
新卒で入職した公務員を4年務め、結婚も決まり、昇任もして初めての異動が3月にありました。
親友の死
その直前に自分にとって大きな出来事が起きます。
──親友の死。
僕的にはこれがうつ病の1番の要因かなと思っています。
当時の僕には新卒から仲の良かった同期の親友がいました。
配属は違いますが同じ業務に就き、昇任ペースも同じで、休日には一緒にゲームをするようなそんな仲でした。
気心も知れて悩みも打ち明けられるような、非常に大切な友人でした。
お互い昇任も決まり、1週間後には新所属へと異動という時期のちょうどお昼前に、職場の方から1本の内線が来ます。
──〇〇さん、今朝亡くなったらしいよ。知ってる?
「え?」
何を言ってるのかわからず、一瞬頭が真っ白になりました。
僕は毎日お弁当を持って行っていたのですが、その日は最後ということもあり近くの好きなお蕎麦屋さんの定食を頼み、とても楽しみにしていました。
電話の内容を反芻しながら、昨日の親友とのLINEを見る。
確かに、昨日の20時頃に返信した内容は既読にはなってない。
しかし親友も僕もそんなにマメなタイプではないので、返信が無いのは特段気にしていませんでした。
内線をくれた方は人脈も広く、信頼できる方だったので間違いということもなさそうです。
結局、楽しみにしていた定食も9割喉を通らず捨ててしまったのを覚えています。
ショックでした。
他の同期にも確認を取りましたが、自分が最初に知ったようです。
その日の夕方、同期LINEで報告があり、やはり事実ということを知りました。
その後、お通夜と告別式の日程が来ましたが、異動前の忙しさを理由に告別式のみ参加しました。
お通夜にも行こうと思えば行けたのですが、行ってしまったら事実を受け入れざるを得ないような、そんな感覚があり行けませんでした。
本当は告別式も参加せず、事実を受け入れたくなかったのですが周りから「お別れはしときな」と言われ参加しました。
対面し事実を受け入れ、泣きました。
新所属へ異動
その後、僕は新所属へ異動しました。
同じ業務(1人で200人の残業代や給与など諸手当を担当)をしながら他の業務担当の部下の手伝いやその業務に慣れていない上司の手伝いを行っていました。
そして、休職
とどめはいくつかありますが、見知らぬ土地の通勤手当(バス3本、100人以上の実態に合わせて登録しなおす)改定業務、課長の上司への対応(食堂の模様替え、ペンキ塗り)を並行して手伝わされていたこと等が影響していたかなと。
6月に入籍し、ハネムーンに行きましたがそこで糸が切れてしまったのか職場に戻りたくないという思いが強くなり、妻に心療内科の受診を進められ受診の予約をしました。
受診は土曜日でしたが、その前の木曜日くらいに上司に受診する旨を伝えておきました。
土曜日に受診し、最初は「社交不安障害」と診断され診断書を出してもらいました。
業務も溜まっており、締切の近いものもあったので翌月曜日も仕事には行こうと思っていました。
何より自分の業務を誰もできなかったので申し訳なさと不安がありましたが、月曜日の朝起きると体が動かなかったのです。
電話で上司に診断書が出た旨と休みたいということを伝え、休職にいたりました。
今、思うこと
その頃の僕は、周りの業務をなんでも経験していたのでHSPの特性を活かし(すぎ)て多方面を手伝っていました。
自分の業務だけでもかなりの量があったと思います。若かったのか全部できると思っていました。
思い返せばこっそり徹夜もしたし、お昼は食べられず痩せ細り、毎日寝落ちしていました。
休んで正解だったと思っています。
この後何度も休職を経験しますが、体を壊すには兆候が絶対あります。
僕の場合は、
・仕事に行きたくないと思う
・お昼が喉を通らない
・体重の減少
・業務でのミスが増える
・集中力の低下
・夜寝られない、起きてしまう
でした。
後にも書きますが、こんな兆候があったら休むことを考えた方がいいと個人的には思います。
休職後
約1年間休職し、転職を選択しました。
「──積んできたキャリアが台無しになった、もう将来の出世はない」
「──1年以上休むと給料がもらえなくなる、それは避けたい」
と思ってこの決断をしましたが、今思うとうつ病の悲観的な側面と焦りが出ていたのだと思います。
今だから言えることですが、うつ病になると物事を悲観的に捉えると同時に焦燥感が出ます。
今この状況にある方は、もう一度立ち止まって本当にその選択でいいのか考えることをおすすめします。
僕はこの選択が正しかったのか今でも考えてしまうことがあります。
もう少し休職して再起を目指す選択もありました。
──キャリアは再起可能です。
しかし当時の僕は無知でした。
休職に至った経緯(2回目)
広告代理店に転職後、GoogleやInstagram、Facebookの広告運用をやりながら、趣味であった動画編集を活かして動画広告や静止画広告の作成をしていました。
リモートも可能で公務員と異なりかなり緩く、新しいことも学べたので年収は下がりましたが楽しく仕事していました。
しかし半年ほど経ち、新しい人が配属されるとその人と意見が合わず次第に仕事に行きたくなりました。
2度目の休職
1度そう思ってしまうと中々覆らないのが人間です。
休職癖がついてしまったのか、また同じことを繰り返すと思ったのか再度休職を考えるようになりました。
通院は続けていたので診断書を書いてもらい、上司に提出して直ぐに休職に至りました。
休職に至った経緯(3回目)
2度目の転職
半年ほど休職しましたが、公務員と異なり無給だったため妻の勧めもあり再度公務員を目指しました。
休職中で時間もあったので対策も万全にでき、無事政令指定都市の市役所勤務が決まりました。
3度目の休職、そして退職
しかし、入庁して2ヶ月ほどで人間関係や業務負担が重なり再度仕事に行きたくなりました。
前回同様、診断書を書いてもらい上司に郵送で提出、休職にいたりました。
しかし、今までと異なったのは試用期間だったということです。
結局、試用期間内の復帰が出来ず退職となってしまいました。
休職のメリット
1.体を休ませられる
当然ですが、体も脳も休ませることができます。
ひたすらベッドに横になっていることもできますし、読書などの趣味で気分転換を図ることもできます。
2.内省が進む
自分が何に対して嫌と感じ、どのようにしたら対処できるかなど「自分」について深く理解することができます。
活用してもらいたいのが、一部の心療内科が行っている「リワーク」というものです。
これについては後日詳しく別の記事で書きたいと思っています。
3.転職活動ができる
心身の状態にもよりますが、時間があるので公務員試験の筆記対策や面接対策などに時間を割くことができます。
しかし転職活動はかなりのエネルギーを使うのでくれぐれも慎重に行わないと再発の恐れがあるのと、焦燥感に駆られて活動を行うのはおすすめしません。
4.生活リズムが整う
1日3食食べて、決まった時間に起きて寝る、こんな当たり前のことですが、仕事が忙しいと疎かになりがち。
休職中なら生活リズムを取り戻すことができます。
休職のデメリット
1.収入が減る
不安と焦燥感を煽るのがこれです。
でも公務員は病休(有給)なら90日間(土日含む)は10割、その後休職でも1年間は8割の額が出ます(自治体によって違うかも)。
その後は無給になっちゃいます。
民間でも傷病手当金を申請すればいくらか貰えます。僕は申請しなかったので詳しい額は分かりません。
2.キャリアがストップする
休職期間は昇任の期間には換算されないのでその分昇任が遅くなります。
他の同期と差がついてしまうことになります。
3.転職の時に言いづらい
隠すこともできますが、嘘をつくことになるので言いづらかったりします。
面接で深く質問されると「うっ…」てなります。
僕は嘘をつくことが苦手なので少し苦労しました。
4.家族や職場に負担をかける
最初はこう思うかもしれません。
でも職場は気にしなくて大丈夫です。
組織なので誰かが他と協力してあなたの業務をやってくれます。
休むのがあなたの仕事です。
家族には協力を仰ぐことになるかもしれません。
寝ていたり何も考えない方が回復は早いので、家事や育児を任せることになるかもしれません。
家族にもしっかり理解してもらって、療養に専念してください。
【比較】制度の違い(民間/公務員)
民間
休職という制度が公務員ほどしっかりしていません。
休職=無給
だったり、
休職のあとはすぐ退職
だったり結構シビアです。
僕の場合は休職と同時に無給になり、子供が産まれる関係で育休とれば収入が出るからと上司と総務係に言われましたが、結局1年働いてないから育休手当は出ないと言われ1円も貰えませんでした。
傷病手当申請したらいくらか貰えたのかもしれませんが、手続きが面倒くさかったのと気力がなかったので、申請しませんでした。
皆さんはした方がいいと思います。
公務員
2つ経験しましたが、どちらも似たような感じでした。
前述したように、最初は病休(有給)を90日間消費します。
有給なので10割出ます。基本給は貰えるって感じ。
その後休職に移行します。自治体や組織によっては医師の診断書を元に審査があって、休職に移行できるか判断されます。
基本的には審査が通り休職になると思います。
休職になると最初の1年間は8割支給、その後は無給になります。
僕は診断書に、
〇月〇日まで休職とした方がいい
と書いてもらってその期間が終わりそうになったらまた書いてもらって職場に郵送…を繰り返してました。
基本的には診断書の更新を怠らなければずっと休職できると思います。
休職中の過ごし方
1.寝る
初期はこれに尽きます。
ひたすら寝てください。
職場のことや収入のことがよぎると思いますが何も考えず、考えてもすぐ受け流すよう心がけてとにかく身体と心を休めてください。
休むことが仕事です。
2.散歩
日光を浴びてください。
朝カーテンを開けるだけでもいいです。体内時計がリセットされ生活リズムが整います。
日光を浴びることで幸せホルモンのセロトニンが出て、夜には良質な睡眠に誘うメラトニンに変わります。
あとは散歩をすることで気分転換になります。
家にいるだけだと鬱々として考えてしまいますからね。
3.趣味を楽しむ
最初は楽しめないかもしれません。僕もそうでした。
でもちょっとずつ、
「やってみようかな」
と思えるようになります。きっと。
僕の場合は、ゲームしたりサウナに行ったりでした。
徐々にできるようになります。
4.生活リズムを整える
3食食べて、決まった時間に寝て、起きる。
うつ病になると簡単にやっていたことが難しくなります。
なので意識して少しでもいいので何か食べてください。
本当は噛んだりした方がいいのですが、プロテインなどでも大丈夫です。
栄養を取ることが大事です。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に休職するか悩んでいる方へお伝えしたいことがあります。
それは、
「職場ではあなたの代わりはいくらでもいる。
でも家族にはあなたしかいない。」
ということです。
妻や両親にも言われはっとした言葉です。
人生70年時代とも言われています。
そのうち休むのはほんの数年です。
無理をして長期で仕事が出来なくなるなら、1度リセットして数年休むのがいいと思います。
僕自身、最近無職になりました。
公務員という安定を捨てざるを得ませんでした。幼い子供がいるのに、です。
そんな僕でも今は休むことを恐れていません。
無給でもしっかり休むことを優先して、リセットしようとしています。
もし同じように悩んでいる方がいるなら、是非無理はしないでください。
あなたという人は1人しかいません。




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