リワークって、実際は何をする場所なんだろう。
僕も通う前は、ほとんどイメージがありませんでした。
この記事では、実際に通った経験をありのままに書きます。
リワークに通うことになった経緯
市役所勤務の時に休職した時の話です。
(休職の経緯についてはこちら👇)
僕の場合、復職の流れは
体調の安定
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人事係へ連絡
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リワーク通所 or 図書館通所
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職場リハビリ
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復職
でした。
図書館通所という選択もありましたが、僕の場合対人関係に不安があったのでそれを払拭できるリワークを選択しました。
通常は2〜3ヶ月通いますが、僕は試用期間の期限が迫っていたため1ヶ月だけの参加となりました。
リワークとは
リワークとは、return to workの略語です。
気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます。
日本うつ病リワーク協会
お近くのリワーク施設を調べるには以下のサイトをご覧ください。
会員医療リワーク施設情報 | 日本うつ病リワーク協会うつ病などで休職する方の職場へのリワーク(復職支援)を行う全国の医療機関の団体、一般社団法人日本うつ病リワーク協会の会員紹utsu-rework.org
僕が通ったところでは、毎日10:00~15:00まで行っており午前と午後で毎日プログラムが組まれていました。
例えば、「不安」について参加者の方と考えるプログラムでは、どんな時に不安を感じ、どのように対処したらいいのかなど皆さんの意見を聞きながら自分の意見も伝えていくことで自己理解を深めていきます。
講義形式で座学の場合もあれば、グループワークが中心の日もあったり、ヨガや社交ダンスを行ったりして体を動かすプログラムもありました。
参加は任意なので興味のあるプログラムだけ参加したり、体調が優れない日は行かなくても全然OK。自分のペースで参加できます。
費用は3割負担で1日2,000円くらいですが、ほとんどの方が自立支援制度を使用していたので1割負担、約700円くらいです。
遅刻しても大丈夫ですし、途中で抜け出したり午前(午後)だけ参加することも可能です。
同じようにうつ病を経験し休職中で復帰を目指されている方がほとんどですが、むやみに自己開示をする必要はありません。
どこに住んでいてどんな仕事をしているのか、なぜ休んだのかなど深い部分は全く語らずそれぞれが各々の目的を持って参加しています。
僕自身あまり周囲の方と話すのが得意ではないので、昼休憩などは読書をして一人時間を過ごしたりしていましたが会話が好きな方はお話ししながら過ごしていました。
このようにある程度自由が効いていたのでとても過ごしやすかったです。
ただお金を払って参加するからには自分で目標を決めて参加するのがいいと思います。
参考までに僕が目標にしていたことをあげておきます。
・とにかく継続して参加すること
ー復職した場合と同様に出勤感覚を取り戻すため。
・自分の考え方の癖を知ること
ーストレスがきた場合にそれに対処するための基礎となるため。
・疲労度合いを観察すること
ー僕の場合、仕事とプライベートのON/OFFができなかったので帰ってから上手く休めているか観察していました。
・緊張する自分を受け入れること
ー対人関係が苦手だったのですが、緊張していても大丈夫と思えるように練習していました。
通って変わったこと
結論から言うと、自己理解が進み考え方の幅が広がったことです。
どんなものがストレッサー(ストレス要因)となり、それに対してどんな反応をして、どんな対処をしたらいいのか。
それが理解できました。
ストレッサーとは、心や体に負担をかけ、ストレス反応を引き起こす要因のことです。

これは仕事のみならずプライベートでも役に立っています。
僕の場合、仕事面ではわからないことを聞くことがストレスでした。
これを分解すると、
ストレッサー:わからないことを聞くこと
反応:忙しそうだからと気を遣う
対処:「今お時間大丈夫ですか」と一言添えてから話す
といった感じです。
気を遣うことはいいことです。
悪いのは気を遣ってしまい質問できず、自分なりに考えた結果違う対処をしてしまうことです。
それを防ぐには対処法にあるように一言添えることで、自分の気持ちも楽になりますし相手に質問することもできます。
プライベート面では僕はかなり短気でした。
例えば交通ルール。
右側の歩道を走る自転車が許せなくて遭遇するたびにイライラしていましたが、リワークを通じてこう考えられるようになりました。
「この後すぐに右側に曲がるのかもしれない」
「自転車も通行可能な歩道なのかもしれない」
このように解釈を広げられるようになり、「ならしょうがないか」と受け流せるようになりました。
リワークに通って様々な人の意見や講義を聞いて考え方の幅が広がり、第三者視点での対応ができるようになりました。
これがリワークに通って変わったことです。
通って変わらなかったこと
1.復職への不安
自分の考え方は変わりましたが、「復職してまた再発しないだろうか」という不安は消えないままでした。
2.落ち込みがなくなるわけではない
気分の波はやはりありました。行きたくないと思う日もありました。しかし過ごしやすさはあったので波があっても通い続けられました。
3.睡眠の波
僕は中途覚醒が続いているのですが、リワークに行ったからといってすぐに眠れるようにはなりませんでした。
1番タメになったプログラム
「ストレスモデルで全体を見直す(セルフアセスメント)」という講座です。
これはストレスを感じる状況から認知(自動思考)や気分・感情、身体反応や行動を書き出し、それに対する対処を考えるものです。
自動思考とは、出来事に対して瞬間的に浮かぶ「考え」「イメージ」「解釈」のことです。

例えば、「仕事の電話をかけること」がストレスだとします。
それに対して、
認知(自動思考):態度の悪い人が出ないか、相手に面倒事が増えると思われないかなど
気分・感情:不安(100%)、緊張(100%)、慎重(80%)
行動:入念に準備する、タイミングを伺う、後回しにする
身体反応:ドキドキ、震え、汗、緊張
対処:相手の気分は相手の問題と思う、コーヒーを飲んで落ち着くなど
これをいくつか行うことで自分の考え方や感情の癖がわかってきます。
あとはそれに対して対処法を持っておけば同じ状況が来てもストレスを受け流すことができます。
僕の場合は、緊張や不安がどのストレスに対しても強かったので「少しくらいミスをしてもいい」など楽観的に考えることを意識することを対処としました。
実戦の場でもこれを行うことでストレスが怖くなくなるようになりました。
これが1番タメになったかなと思います。
最後に
僕は1ヶ月という短い期間でしたがリワークに参加して良かったと思っています。
同じような境遇の方が集まっているので気が楽でしたし、深く関わり合うことも禁止されていたのでそれも楽でした。
また実戦の場で活かせることが多かったので、復職に対して怖かった気持ちが少し前向きになりました。
復職の練習としてはとてもいい経験だったと思います。
もし行こうか悩まれている方がいたら気楽に一度参加してみてはいかがでしょうか。




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